ロゴマークの作成依頼にかかる価格を考えよう


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質の高いロゴマークを作るためには、自分で考えるよりもプロのデザイナーに依頼するのも1つの手です。実際に依頼を検討するときに気になるのが、どのくらいの料金がかかるのかという点です。そこでロゴマークの依頼にかかる価格とその内訳を把握し、自社に合ったロゴマークを作ってもらうためのポイントを考えていきましょう。


最初に内訳を把握する

ロゴマークを依頼する方の多くが、初めての依頼内容になります。初めての依頼内容という場合には、見積もりにおける内訳もわからず正確な判断ができないこともあります。納得したうえで見積もりを判断できるようにするためにも、内訳と項目ごとの意味について先に調べておくことが大切です。

ロゴマーク作成の作業料はどのように計算されるか

ロゴマークの見積もりにおける内訳の1つが作業料です。これはデザイン作成の実際に作業にかかる価格のことを指します。デザイン作業の場合の作業料の計算式は、「平均年収÷12ヶ月÷165時間×2」で表せます。165時間は1カ月当たりの標準労働時間で、「×2」というのは人件費率の50%のことを示す数字です。

実際にロゴマークを依頼する場合の基本となる項目が作業料になります。

付加価値料とは何のことか

ロゴマークの依頼における見積もりでは、付加価値料という項目が存在しています。これは「質的指数+量的指数=付加価値料」で表せ、作成されたロゴの付加価値に対してかかる価格のことです。質的指数が示すのは、デザイナーの能力や知名度なので、有名デザイナーに依頼すると料金が高くなります。

そして量的指数は、ロゴマークの使用方法や使用規模を数値化したものです。作成されたロゴマークを使う場面が多い、もしくは大型キャンペーンで使う場合には付加価値が高いと判断され価格も高くなるので注意しましょう。

提案数によっても価格は変わる

ロゴマークの作成を依頼したとき、多くの提案をしてもらって、その中から良いものを選びたいという方もいるでしょう。そのような場合に注意が必要となるのが、デザイナー会社に依頼するとき、提案数が多い契約だとその分料金が高くなるという点です。

ですが複数のデザイナーが所属するデザイン会社であれば、異なる傾向のロゴマークの中から自社のイメージに合ったものを選びやすくなります。

修正にも料金がかかるため注意しよう

デザイナーにデザインしてもらったロゴマークは、そのまま使うのではなく修正依頼を出すケースが多くなっています。そして修正依頼は、回数によって料金が決められています。また修正は、出せる回数が多いほど良いものが出来上がると考えている方もいるでしょう。

しかし修正回数が多くても、どのように改善したらいいのかわからず、修正の費用だけが膨らんでしまうこともあります。2~3回の修正でも良いものを作ってもらうことはできるので、費用とのバランスを考えて修正費用の項目をチェックしていくようにしましょう。

必要経費なども含めて確認しよう

ロゴマークの依頼における見積もりには、デザイン費や支出経費なども含まれます。デザイン費というのは、デザインをしてもらう行為そのものに対する価格です。プロのデザイナーに依頼すると、プロの想像力や経験値をデザインに反映させてもらえます。

そのプロの想像力や経験値そのものに対する費用のことがデザイン費で、有名なデザイナーに依頼すると価格が高くなるので注意が必要です。また支出経費には、打ち合わせのためにかかった交通費や作業に使った通信費などが含まれます。

遠方から打ち合わせに来てもらうと交通費が高くなるので、経費の問題も含めて依頼先を検討するようにしましょう。

相場はどのくらいなのか

ロゴマークをデザイン会社に依頼する場合、相場は60000~15000円ほどです。提案数が1つ増えると10000~20000円が追加される場合もあるので、提案数や相場とのバランスを考えながら利用するデザイン会社を検討していくことが大切です。

また料金が極端に安いデザイン会社は、人件費の安い海外のデザイナーなどに外注している場合もあります。海外のデザイナーに外注もしているデザイン会社だと、ロゴマークに込めたい意図を十分にくみ取ってもらえない可能性もあるので注意しましょう。

クラウドソーシングという選択肢

ロゴマークをプロのデザイナーがいるデザイン会社に依頼するのではなく、クラウドソーシングで依頼するという選択肢があります。クラウドソーシングでは、さまざまな人からロゴマークの提案が来るコンペ形式で依頼ができます。

1つの依頼で20000~30000円と安価で、多くのデザインが集まってくるのでイメージにあったものを選びやすくなります。ただしクラウドソーシングの利用で注意が必要なのが、良し悪しを判断するのが素人目線だと難しいという点です。

ロゴマークの良し悪しを判断できるプロが身近にいる環境だと、多くの案が集まるクラウドソーシングの良さを活かしやすくなります。

依頼で失敗しないために大切なこと

ロゴマークの作成を依頼したい場合、最初にどのようなデザインにしたいのか説明できるようにすることが大切です。使う目的やロゴマークを見た人に持ってほしい印象、必ず取り入れてほしいデザインなどの方向性を説明することがイメージに合ったものを作ってもらうためには必要です。

実際に作ってほしいロゴマークの説明をしてもらうことで、デザイナー側も完成イメージをつかんで良い提案がしやすくなります。

実績や評判を考慮して依頼する

より良いデザインを作成してもらうためには、どのようなデザイン会社に依頼するかが大切なポイントになります。料金だけで依頼先を決めずに、まずは実績を調べてみましょう。実績を調べることで、デザイン会社が過去にデザインしたロゴマークの例などの情報を集められます。

過去の作品と、作ってほしいロゴマークの方向性が似ているところを選べば、イメージに合ったものを作ってもらいやすいかもしれません。また実績と合わせて、利用者からの評判も確認しましょう。評判が高いデザイン会社なら、トラブルもなく安心して利用できる可能性が高くなります。

これから会社の顔となる可能性もあるロゴマークを作ってもらうからこそ、評判を確認して信頼できるところを選ぶことが大切です。

価格を考えてロゴマークを依頼しよう

デザイン会社にロゴマークの作成を依頼する場合、相場は60000~150000円ほどです。依頼先やデザインしてもらうロゴマークの数によって価格には違いがあるので、見積もりでは内訳の項目も含めてチェックしていきましょう。

また依頼先のデザイン会社を決めるときには、料金だけで判断せず、実績や評判も含めてイメージに合ったものを作ってくれそうなところを選ぶことが大切です。

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