帽子にロゴマークを入れたいと考えていても、実際にはどのようにやれば良いのかわからない人は多いのではないでしょうか。そのような人のために、この記事では自作する方法をいくつか紹介しています。どれもそれほど難しくはないため、興味がある人は試してみて欲しいです。
加えて専門の業者に依頼するなら、知っておきたいことにも触れているので参考にしてください。
帽子にロゴマークを入れるには、専門の業者に依頼しないと無理なのでは、などと考えている人がいるかもしれません。答えから言うと、そんなことはないです。初心者でもやり方さえ覚えておけば、簡単にロゴマークを入れることは可能です。
簡単なやり方としては、専用のシールを使用することでしょう。これは裏にあるシートを剥がすと粘着剤が塗られていて、帽子に貼り付けてアイロンなどで熱を加えると接着できるという優れものです。もちろん表面には絵を描いたり、数字や文字を書いたりできるようになっているため、オリジナリティ溢れるロゴマークを作れます。
もしももっと凝ったデザインのロゴマークにしたいのであれば、プリンター対応のシールを利用しましょう。このタイプのシールであれば、パソコンでデザインしたロゴマークを印刷できるのです。作業する際に覚えておきたいポイントとしては、帽子に圧着する際には、ロゴマークの真ん中から行うという点です。
端からやるとどうしても皺になりやすく、中に空気が入りやすいからです。するとそこから離れやすくなってしまうため、まずはロゴマークの中心に熱を加え、放射状に貼り付けていくとうまくいく確率が高いです。
帽子に自分でロゴマークを入れるには、ワッペンを使うという方法もあります。布などにロゴマークを縫い付けたもので、それをそのまま帽子に貼り付けてしまえば良いです。シールとの違いは、ワッペンを使うことで立体的にできることでしょう。
ただし貼り付けるには少しコツがいります。裁縫が得意であれば、ワッペンの端を針と糸で縫い合わせておきます。しっかりと縫い合わせることさえできれば、かなり頑丈な仕上がりになります。洗う際には洗濯機に放り込み、他の衣服と一緒に洗うことが可能です。
また帽子とワッペンに合わせた色を使用すれば、縫った跡を目立たなくできるのです。しかし裁縫に慣れていない人、経験のない人にはかなりハードルが高いです。その場合は粘着シールを使うしかありません。裁縫用の両面テープというものが市販されています。
ズボンの裾上げなどに使うもので、一般的な両面テープと使い方は同じなので初心者でも扱いやすいです。またホームセンターや、布を置いている大型スーパーに行けばたいていは置いているので、手に入れやすいのもメリットです。
両面テープを使う時に覚えておきたいのは、乱暴に扱うと取れてしまうことがあるところです。洗う場合はできるだけ手洗いが良く、どうしても洗濯機を使うならネットに入れるなどの工夫が必要です。
ロゴマークを入れる方法の中で、もっとも簡単なのが直接帽子に書き込むことです。布に文字や絵が描けるマジックが売っていますし、中には水に濡れても滲まないインクが使用されているものがあるのです。
これなら汗をかいたり、雨に降られたりしても安心です。その反面、この方法の最大の難点は、ロゴマークのデザインに慣れていない人には難しいということです。例えば絵心がない、デザイン力に自信がないなら、判子を使うという方法を試してみましょう。
このやり方なら判子にインクを付けて、ロゴマークを入れたい箇所に押し付ければ良いだけなので誰でも行えます。判子に関しても、消しゴムなどを彫れば作れますし、パソコンで下絵を作るというやり方もおすすめです。パソコンでデザインしたロゴマークを紙に印刷し、それを樹脂などに転写します。
その上から彫刻刀で彫っていけば判子の完成です。ただどの方法も無理だというのなら、市販の判子を購入しなければなりません。市販の判子を使う場合、どうしてもオリジナリティがなくなるのは覚悟しておかなければいけません。
それが嫌なら業者に判子のデザインを依頼しても構いませんが、予算がオーバーする場合があるのを覚えておきたいです。
帽子にロゴマークをいれるなら、専門の業者に頼みたいと考える人は少なくありません。メリットはなんといっても、自分で行うよりも格段に良い仕上がりのものができることです。さらに納期を指定しておけば、確実に欲しいタイミングでロゴマークが入った帽子が手に入ります。
一見すると帽子のロゴマークは専門の業者に依頼すると良いようですが、知っておきたいことがあるのです。まず好きな帽子にロゴマークを入れられないケースがあることです。業者が用意する帽子や、またナイロンで作られたものには印刷できないといった具合です。
このようなことを避けるためには、事前にロゴマークを入れたい帽子を業者に見せておきましょう。
業者に依頼する際には、自分で行うよりも確実に金額が高くなる点は留意しておきたいです。どのような業者に依頼するのかで多少は違いますが、自作する時の倍、下手をすると一桁値段が上がるのが一般的なのです。とはいえ、予算を抑える方法がないわけではありません。
いくつか実行するだけで、何割か安くなります。とりあえず目ぼしい業者を見つけたら、ロゴマークを入れたい帽子を自分たちで用意してみましょう。指定する帽子でないとロゴマークを入れられないところは多いものの、持ち込みしても問題ない業者は少なからずいます。
またデザインを自分で行うことでも料金が安くなる場合が多いです。さらに完成した帽子を、工場まで取りに行くことで値引きに応じてくれる業者がいるのです。これらの業者の場合、ロゴマークを印刷する代金だけですむのでかなり値段が抑えられます。
とにかく安い予算で帽子にロゴマークを入れるなら、自作するのが一番です。必要な道具をすでに持っているなら、帽子の代金だけですんでしまいます。
仮に業者に依頼することになったとしても、値段を抑える方法はあります。大切なのはすぐに契約してしまうのでなく、持ち込みしても良いのか、自分でデザインできるのか交渉してみることです。